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「地域金融ワークショップ~女性のパワーと金融のチカラで地域を元気に!~」全3回を終了しました

村山由香里社長

平成30年1月19日に第1回を開催した「地域金融ワークショップ~女性のパワーと金融のチカラで地域を元気に!~」は、3月7日の第3回をもって最終回を迎えました。
ワークショップでは全3回にわたり、株式会社アヴァンティの村山由香里社長にコメンテーターとしてご参加いただきました。
また、各回では様々な分野から講師をお招きしご講義いただいた後、グループに分かれて活発な意見交換が行われました。

 

第1回の結果(平成30年1月19日開催)

第1回ワークショップの模様は、こちらのページをご覧ください。

第2回の結果(平成30年2月16日開催)

第2回ワークショップでは、中小企業診断士であり、一般社団法人女性起業家スプラウト顧問としてもご活躍されている梅山香里様と、西日本シティ銀行で女性初の融資統括部長を務められている伊東知子様のお二方をお招きし、ご講義いただきました。

梅山香里様

梅山様からは、中小企業診断士による企業支援の紹介、企業と金融機関の「架け橋」としての立場から見た女性経営者の現状、スムーズに融資を受けるためのアドバイス等についてお話しいただきました。
経営者にとっては、事業継続・拡大のために中小企業診断士など専門家の知見を活用するというヒントを得るとともに、融資を受けるために経営者として努力すべきことについて考えるきっかけとなったようです。

 

伊東知子様

また、伊東様からは、銀行が行っている経営支援の紹介や融資審査にあたってのポリシー、金融機関の女性活躍推進の現状等についてお話しいただきました。
金融機関からの参加メンバーにとっては、金融機関で活躍する女性行員のロールモデルでもある伊東様のこれまでのご経験をふまえたお話に、勇気づけられたのではないでしょうか。

 

グループ討議の様子

講義後のグループワークでは、第1回の議論を継続し、今回の講義の内容もふまえながら活発な議論が繰り広げられました。




 

第3回の結果(平成30年3月7日開催)

奥直子様

第3回では、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)において女性起業サポートセンター長を務められている奥直子様を講師にお招きしました。
講義では、女性が起業する上での課題やビジネスの傾向、これまで6回開催された「DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」のご紹介等についてお話しいただきました。
参加メンバーの女性経営者の中からは、次回コンペティションへの応募をぜひ検討したいとの声も聞かれました。
 
講義後は、全3回の内容を振り返っての取りまとめを各グループで行い、その後、発表が行われました。
各グループの発表テーマ・概要は以下のとおりです。
 

Aグループ:「女性経営者がもっと地域で活躍するために地域金融機関はどうあるべきか?~コンサル会社設立~」

Aグループメンバーの写真

経営者と金融機関の間にある溝の原因は、互いの「情報不足」であると指摘。その解決策として、女性経営者からの相談受付、専門機関等への紹介、経営者同士のネットワーク構築等を目的とし、職員を金融機関からの出向者で構成する「地域金融連携コンサル会社」を設立してはとの提言が出された。

 

Bグループ:「女性経営者と地域金融機関のこれからの関係」

Bグループメンバーの写真

経営者と金融機関の間にある情報・知識・共感の不足という課題を解決するため、経営者から「経営者と金融機関担当者の情報共有ツールとしてSNSアプリを開発」、「女性専門スタッフの配置」、「地域と連携した起業セミナーの開催」といったアイデアが出された。
また、金融機関側からは「意見交換の場を設置」、「紙以外の案内ツールなどコミュニケーション方法を工夫」といった提案が出された。
 

Cグループ:「銀行員と経営者はどこまで寄り添えるのか」

Cグループメンバーの写真

創業期を支援する制度やコンペ等は多数あるが、経営者は継続的な支援を求めていると指摘。企業のステージ(創業期・成長期・成熟期)毎の支援を金融機関に求める声が出された。
また、金融機関は定期的な人事異動があり、担当もエリア毎で幅広い業種に対応できないことから、専門家派遣を活用し専門性を補完してはといった提案が出された。

 

Dグループ:「金融機関に求めるサポートとは/女性の良さをどう引き出していくのか」

Dグループメンバーの写真

金融機関に求めるサポートとして、成長期の企業向け研修の強化や子供向け金融・起業教育の機会創出、金融機関の更なる女性活躍推進といった声が出された。そのうえで、女性には「共感力」「想像力」「対話力」「柔軟性」などのAIにはない良さ・魅力があると指摘。グループメンバーとして、「女性講師による女性経営者向けのセミナーの開催」、「今回のつながりを今後も継続していく」といった行動宣言が出された。

 

Eグループ:「女性経営者が活躍しやすい社会を目指して経営者⇔金融機関がお互いにできることは?」

Eグループメンバーの写真

女性経営者の悩みとして「出産期の事業継続の不安」、「金融機関に女性ならではの経営感性を理解してもらえるか」といった声がある一方で、金融機関側も「女性の融資担当者が少ない」、「営業に行っても女性だからと経営者から軽く見られることがある」といった現状がある。
その解決策として、経営者(最低限の財務会計の知識を習得、女性行員も融資現場で活躍する時代がきたという意識の変革)、金融機関(女性行員の計画的な育成、顧客に対し付加価値のある情報を提供)、公的機関(女性経営者の出産時に経営をサポートする制度・基金を創設、企業と金融機関を繋ぐ窓口を設立)等、それぞれの立場からできることについて意見・アイデアが出された。

 

全体を通して

今回のワークショップは、これまで金融機関の注目度が低かった女性層に着目し、地域経済の担い手として今後の活躍が期待される女性経営者と地域金融機関の繋がりを深めたいとの思いから開催しました。
日常の利害関係を超えたオープンな場で意見を交わしていただいた結果、経営者側からは、実体験に基づいた本音がたくさん飛び出したほか、金融機関における女性行員の一層の活躍推進を求める声も出されました。また、双方がパートナーとして理解を深めていくために、どうしたらよいかについて、様々な意見やアイデアが交わされました。

参加者からは以下のような感想が寄せられました。
 

女性経営者のコメント

  • 利害関係がない場だからこそ、相互理解に至らない原因や解決策について深く議論することができた。
  • 金融機関の方やベテラン経営者の方と話す機会を頂き、人脈が広がりこれからの助けや安心につながると実感した。
  • 経営にあたって自分と同様の体験をされた方がいることに気付いたこと、このような体験を問題提起する場をいただけたことに感謝。
  • 今後パートナーとして地域を盛り上げていくためにも、金融機関の女性融資担当者が増え、ともに活躍してほしい。

金融機関のコメント

  • 地域金融機関としての存在意義、今後どう地域と関わり、地域活性化に取り組んでいかなければならないか、その必要性を認識することができた。
  • 今後の業務ではさらに意識して、経営者とのコミュニケーションを深めたい。
  • 女性経営者の方が抱える課題や思いなどを、包み隠さずお話しいただけたことは貴重な機会だった。今後の業務に活かしたい。

支援機関のコメント

  • 経営者の方々に対し、もっと提供できることやそのためにブラッシュアップしなければならないことがあると感じた。
  • 地域の経営者や金融機関も自ら変わりたいと思っているのだと改めて感じ、その後押しが出来たらと思った。

参加者全員での集合写真


参加メンバー同士、今後につながるネットワークも生まれ、これからの展開がとても楽しみです。
当局としては、本ワークショップを通して参加者間に意識の変化や気付きが生まれ、今後地域において女性経営者と地域金融機関が、ともに地域経済を盛り上げていくきっかけとなれば幸いです!

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